「新築の庭といえば芝生!」
そんな憧れを持ってスタートしたはずなのに、いつの間にか庭に出るのが億劫になっていませんか?
かつての私もそうでした。
本当は「手入れが大変そうだから一部だけで」と決めていたのに、なぜか庭を埋め尽くした大量の芝生。
そこに待ち受けていたのは、虫との遭遇、日陰で枯れていく芝、そして終わりのない芝刈りという名の苦行でした。
「せっかく植えたのに剥がすなんてもったいない」
「でも、このまま放置するのもストレス……」
もしあなたが今、そんなふうに悩んでいるなら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
この記事では、大の虫嫌いで芝生の管理に悩んだ私が、芝生を剥がして「本当に楽しい庭づくり」にたどり着くまでの体験談をまとめています。
芝生を諦めた先に見つけたのは、芝刈りより10000倍楽しい「土壌改良と庭づくり」の世界でした。
「管理しなきゃ」という義務感から解放されて、自分らしく庭を楽しむためのヒント。
私の失敗と方向転換の記録が、あなたの庭づくりの一助になれば幸いです。
新築ハイ?いいえ、なぜか大量に届いた芝生たち
メインエリアだけの予定が、まさかの全面緑に
わたしは自分が飽きやすく、ずぼらであるということを知っています。
なので、芝生の手入れはできないだろうと容易に想像ができました。
新築の外構を考える際、芝生は庭の真ん中のメインエリアだけ、と冷静に決め、いざ植栽当日…
「ん?芝生多くない?」
トラックで届いた大量の芝生の束に戸惑うわたしたち夫婦。
でも届いてしまったものは仕方ないので、せっせと庭のあらゆる場所に芝生を貼っていきました。
建築事務所や工務店の方たちと手作りで作り上げた外構と植栽。(わたしたち家族は大した戦力にはなっていませんでしたが…)
作業はとても楽しく、きれいに貼れた芝生、植栽された樹木、芝は予想以上に貼ることになったけど、仕上がりには大満足でした。
よし、芝刈りや水やり、肥料やりも頑張ろう!とやる気も湧いてきました。
「芝生、やっぱり大変」と後悔した3つの理由
理由① 虫嫌いには「芝生の手入れ」は無理ゲーだった
樹木、低木、多年草…芝生以外にもさまざまな植物を植えてあるわが家の庭。
芝生がぐんぐん伸びる時期は、虫がわんさか出てくる時期と重なり、だんだん芝刈りのために庭に出るのが億劫になっていきました。
きれいに芝刈りされて、水やり、肥料、エアレーションと手をかけた芝生は本当にきれいなものですが、こまめに芝刈りできていないわが家の芝生はぼうぼうで、とてもきれいとは言えない状態に…
また、わが家の庭は斜めだったり土を盛ってあったりで平坦な場所がほとんどなく、それが芝刈りをさらに困難なものにしていました。
これから小さいお庭に天然芝を植えようと思っている方は、「平坦!!」を意識すると芝刈りが格段に楽になると思います。

理由② 半日陰の庭と芝生は相性が悪い
半日陰〜日陰になる場所が多いわが家。
水やりして肥料をあげてとせっせと頑張っても、日照が足りないのはどうにもならず、樹木の株元やブロック塀の影になる場所から徐々に枯れていきました。切ない。
また、建物の軒下やその近くは雨が当たらず、水切れさせてしまったことも大きいかもしれません。
一方、日当たりがまだ確保できた場所の芝生は元気にもりもりと成長。
わが家は割栗石で花壇をゾーニングというか、レイズドベッドのようにしてあるのですが、その割栗石の隙間からランナーを伸ばし、石の隙間からもぼうぼうと顔を出し、手がつけられない状態になっていきました。
芝どめの大切さが身に沁みました…
今も芝生剥がしの作業は続いていますが、根絶できる気がしません。


理由③ メンテナンスが「義務」になり、全然楽しくない

これは性格や何に興味があるのかで変わってくると思いますが、わたしにとって、手をかけても花が咲くわけでもなく、寒くなると茶色く冬枯れする芝生の管理に楽しさを見出せませんでした。
だんだん芝生のメンテナンスが義務になり、やらなきゃいけないのに、やってない。という心理的な負担も感じるようになっていきました。
決意の撤去!芝生を剥がした後の地道な作業
剣先スコップで挑む、手作業の芝生剥がし
のび放題の芝生を見ていてある日ふと、「常緑のグランドカバーを植えた方が楽しいんじゃないか?」と気づきました。
元々植物が好きで、窓からいつでも緑が見える暮らしがしたいと思い、樹木や低木をたくさん植えてもらいました。
グランドカバーなら花が咲くものもあるし、日陰で育つものもあるし、芝生ほどこまめに手入れをしなくてもいいのでは?と思ったのです。
そこで少しずつ芝生を剥がして、剥がしついでに土壌改良をすることにしました。
それで笑っちゃったんですけど、びっくりするくらい地面が硬くて、粘土質で、大きい石もゴロゴロ出てきて。
でも、一人で黙々と芝生を剥がし、剣先スコップでガンガン地面を掘り進めるのがわたしの性格に合っていたようで、ものすごく楽しい。
これは楽しいぞ!となって、芝生をべりべり剥がしていくうちに、希望がわいてきました。
▼わが家で植えているおすすめの常緑グランドカバーはこちら。
虫が怖いから「冬の間に少しずつ」がマイルール
なぜ芝生を剥がしたかというと、ずぼらなのもあるけど一番は虫が怖くて庭に出たくないから。
虫が多い春夏秋は怖いし作業に集中できないので、冬限定で作業することにしました。
寒い季節に、できる作業はなるべくやってしまうという、虫嫌いガーデナーさんにおすすめしたい最強のライフハックです(笑)
わたしの言う「寒い季節」は大体12月〜3月。
4ヶ月もあれば、結構色々な作業ができてしまいます。
▼虫嫌いさんのための安心できる虫対策はこちら。
判明した事実。芝生の手入れより「土壌改良」は10000倍楽しい!
カチカチの地面を耕す「育てる庭づくり」への目覚め

笑えるくらい硬い地面を、剣先スコップで大体30cmくらいの深さまで掘りました。
どのくらいの面積を掘ったのか、正確には分かりませんが、とにかく庭中を少しずつ掘り返しました。
冬なのに汗をかくくらい大変な作業だったけど、分からないなりに腐葉土や軽石などを土壌に混ぜて、スコップがザクッと埋まるくらい掘れるようになった時、ものすごい達成感を感じたことを覚えています。
地道に石を拾い、堆肥を混ぜて、庭を作っていく。
この作業こそが自分の「好き」なんだなと気づきました。
維持する負担よりも、作り上げる喜び
低木や宿根草の庭でも維持管理(メンテナンス)は発生します。
芝生の維持管理と庭づくり、わたしの中で前者は負担に感じ、後者は楽しいと感じたその違いはなんだろう?と考えてみました。
おそらく、色々な品種の植物を植えて、花を楽しんだりリーフを楽しんだり、配置やデザインや土づくりなど、全てが植物好きのわたしの知的好奇心を満たしてくれたんだと思います。
もっと知りたい、もっと試してみたい。
その気持ちが、虫が怖くても庭に出る強い動機になり、庭に出て作業しなきゃ、ではなく『作業したい』に変わったんだと思います。
現在進行形の庭づくりと、これから芝生を考える人へ
あえて「未完成」を楽しむ今の庭

まだまだやりたいことがたくさんあるので、冬ごとに少しずつ自分のペースで庭づくりを楽しんでいます。
低木が茂っている足元は雑草が生え放題になってしまっているので、今年の冬に砂利でも敷こうかな、とか、ハーフサイズのピンコロ石を並べてもいいかもとか、色々妄想中です。
新築当初芝生を張るつもりでいた庭の真ん中のエリアは、そのまま芝生を残しているので、やる気が出たら手入れする、くらいのゆるさでやっています。
放置して雑草が生えたりまだらに生えてきたり、写真からリアルな芝生の様子が良く分かりますね笑
自分の性格と環境に正直になるのが、一番の後悔対策
天然芝を植えれば、雑草対策にもなるし、子供も遊べて、庭のナチュラルな雰囲気も保てる。と思っていました。
でもそんなに簡単にいくものではなく、手入れしなければ普通に芝生のスキマから雑草は生え放題生えてくるし、北向き玄関で日陰気味の環境では芝生はきれいに育ちませんでした。
もちろん芝生が大好きで、手入れするのが楽しすぎるという方も大勢いらっしゃって、素晴らしいことだと思います。
自宅や公園など、きれいに管理された芝生はとても気持ちが良く、最高ですよね。
わたしが思うに、一番の後悔対策は、自分の性格と家の環境に正直になって冷静に判断することかな、と。
庭に出て作業ができそうか?日当たりはどうか?人工芝や砂利など、ほかに代替案はないか?など、総合的に考えるといいかなと思います。
まとめ
芝生を剥がすのは大変な作業でしたが、そのおかげで『本当に自分がやりたい庭づくり』に出会えました。
もし芝生を植えたことを後悔しているなら、思い切って剥がして「土」に戻るのもアリです!
剥がした後は、グランドカバーを植えてみてもいいし、今は本物の木みたいなコンクリート製の枕木やアンティークレンガなど、おしゃれにできる資材はたくさんあります。
わたしも、日陰気味なのに西日が強く、雑草しか育たない庭の奥のエリアは、アンティークレンガを使ってレンガの小径とレンガサークルを作って雑草対策しています。
この作業も冬限定なので、まだ途中なんですけどね。(しかも使っているレンガが売り切れて再入荷しないという。)
わたしのこの経験が、外構に芝生を植えるか迷っている方や、芝生の管理をどうしようかと考えている方の参考になったらとても嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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