【庭木レビュー】常緑ヤマボウシを5年育てて分かったこと|成長速度・剪定・虫・手入れを本音で紹介

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植物の記録帳

わが家には3本の常緑ヤマボウシが植えてあります。

日光を浴びて大きく成長したもの、小さいままでなかなか大きくならないもの、日当たりが足りなくて「花付き実付き」が悪いもの。

5年も経つと、植え場所によってだいぶ違いが出てきました。

常緑で育てやすく、近ごろシンボルツリーに人気の常緑ヤマボウシ。

「忙しくて手入れできなくても大丈夫?」「掃除って大変?」など、気になることがたくさんありますよね。

でも、調べてみても実際に何年も育てている記録は意外と少なかったりします。

この記事では、わが家の3本の常緑ヤマボウシについて、5年間育てて分かった成長速度や剪定頻度、虫のつきやすさ、手入れのしやすさを本音でレビューします。

常緑ヤマボウシを植えようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

▼『【常緑樹編】わが家に植えてある庭木の比較とメリット・デメリットまとめ』はこちらから。

▼『【落葉樹編】わが家に植えてある庭木の比較とメリット・デメリットまとめ』はこちら。

常緑ヤマボウシの基本情報

基本情報

分類常緑高木(または中高木)
樹高3〜5m
成長速度ゆるやか(年間10〜30cm)
日当たり日向〜半日陰
虫のつきやすさ比較的つきにくい
耐寒性半耐寒性、およそ-5〜-8℃

わが家の常緑ヤマボウシの栽培環境

3本育てているので、それぞれA、B、Cとして紹介していきます。

  • A:一番大きくて花付きがいい。日当たりも良好。西日が当たる。
  • B:Aの横にある一番小さな子。全然大きくならない。
  • C:日当たりが悪く、半分軒下の乾燥地帯に植えてある。花付きが悪い。
項目わが家の場合
植え付け年2020年10月
植え付け時の高さA:約2.5m/B:約1m/C:約1m
現在の高さA:約3m/B約1.5m/C:約3m
日当たり半日陰
栽培地域東海地方、暖地

常緑ヤマボウシを5年間育てた成長記録

植え付け当初(2020年10月)

◼︎常緑ヤマボウシA、B(2020年10月)

2020年10月に植えた2本の常緑ヤマボウシ。
左が『A』、右が『B』です。2020年10月。

Aははじめから結構大きめの苗木でした。

Bは細いながら葉っぱが充実して実もつけていますね。

植えてしばらくは、芝生を張っていたこともありこまめに水やりをしていました。

◼︎常緑ヤマボウシC(2020年10月)

2020年10月、玄関の横に植えたシマトネリコ、常緑ヤマボウシ、フェイジョア。
真ん中が『C』。左はシマトネリコ、右はフェイジョアです。

真ん中の1本立ちの木が常緑ヤマボウシC。建物の近くで、あまり雨が当たりません。

はじめはこんなに細くて小さな苗木でした。

5年後(2026年6月)

◼︎常緑ヤマボウシA(2026年6月)

2026年6月、たくさんの白い花を咲かせる常緑ヤマボウシ。
もりもりに葉が茂っていますが、お行儀よくおさまってくれています。
常緑ヤマボウシの花のアップ。
花の真ん中のぶつぶつした球体が実になります。

この場所は一番日当たりがいいため、花付き実付きも抜群にいいです。

ブロック塀があるため株元は西日が遮られ、乾燥しにくいのもヤマボウシにとっていい環境なのかもしれません。

半分から上は夏でも西日がガンガン当たりますが、葉っぱが焦げることもほとんどなく元気に育ってくれています。

初期の頃に水切れさせてしまった時期があり、頂上部が少し枯れ込んでいます。

乾燥させすぎないのが大事ですね。

◼︎常緑ヤマボウシB(2026年6月)

なかなか大きくならない常緑ヤマボウシ。
花は今年も少なめ。

背が小さくて日が当たらないからなのか、根を張るスペースが狭すぎるからなのか、5年経ってもほとんど大きくなっていません。

花付きも悪く、一部枯れている部分も。

でもここは常緑ヤマボウシが2本並んで植えてあるので、小さいままいてくれるのはメリハリがついてありがたかったりします。

◼︎常緑ヤマボウシC(2026年6月)

一番日当たりが悪い場所に植えた常緑ヤマボウシ。2026年6月。
花数も少ないですが、花そのものの大きさも小さいような気がします。

建物に囲まれて日当たりが悪く、軒下なのでほとんど雨も当たらず乾燥した場所。

よくこんな場所で3mまで育ってくれたなと感心しています。

花はまばらで実もあまり付きませんが、枯れないでいてくれたらそれでいいと思うほどの悪条件。

鉢植えの水やりのついでに水をあげていますが、土壌改良もしていないですし基本乾いたカサカサの土壌です。

背が高くなってきて、日光が当たるようになってきてからぐんと大きくなった印象があります。

常緑ヤマボウシの成長速度は?

大きく剪定はしていないので、だいぶ背が高くなってきた常緑ヤマボウシ。

常緑ヤマボウシの成長速度は年間10〜30cm程度とされています。

わが家の植えた当初と現在の高さを比較してみると、

  • A:約2.5m→約3m(5年で+50cm)
  • B:約1m→約1.5m(5年で+50cm)
  • C:約1m→約3m(5年で+150cm)

Cだけ突出して成長しているので一概には言えませんが、5年でこのくらいの成長だったら「比較的ゆっくりめ」と言えそうです。

わが家はすべて「一本立ち」ですが、樹形が「株立ち」だと幹が数本に分散し、さらに生育が遅くなる傾向があるようです。

常緑ヤマボウシの剪定頻度は?

樹高を一定にコントロールしたい場合は、とどめたい高さで毎年剪定することが推奨されているようです。

しかし、わが家ではそこまで高さを気にしていないので、5年育てて1回の強い剪定と、混み合ってきた枝を減らして風通し良くする透かし剪定を何度か行った程度しか行っていません。

日当たりが悪い場所にあるCに関しては、枝が暴れがちなので伸びすぎて通路の邪魔になったらカットするようにしています。

常緑ヤマボウシに虫はつく?

わたしが記憶する限り、常緑ヤマボウシに特別これという虫がついた記憶はありません。

虫嫌いに優しい、虫がつきにくい木だと思います。毛虫もつきにくいと言われています。

ここでは一般的につく可能性のある虫についてご紹介しますね。

  • アブラムシ(放置すると「すす病」を引き起こすことも。)
  • カイガラムシ(成虫は薬剤が効きにくいので、幼虫の時期に退治しておく。)
  • カミキリムシの幼虫(樹木の株元におがくずが落ちていないかチェック。)

もしかしたら気づいていないだけでアブラムシは発生しているかもしれません。

常緑ヤマボウシの手入れは大変?

普段の手入れという手入れはほとんど必要ありません。

枝が混みあってきたら時々透かし剪定をして、大きくなってきたら太い枝を切る強剪定をすると覚えておけばOK。

B、Cは成長がかなりゆっくりなので、軽く邪魔な枝を切るくらいで5年間ほとんど剪定していません。

一番大変なのは掃除です。

直径2cmほどの赤い実がたくさん落ちるので目立ちますし、掃除の手間がかかるかもしれません。

土の上に放っておくと腐ってきて、コバエが湧くこともあるのでわたしはトングで拾っています。

大きめなので比較的拾いやすいです。

常緑ヤマボウシのメリット・デメリット

メリット

びっしりと咲く花とかわいい赤い実が魅力

常緑ヤマボウシの花のアップ。
実の写真を撮っていなかったので、撮れたら追加します。

6〜8月ごろの木をびっしり覆うほどの白い花(実際は葉が変化したものらしいです)が見応え抜群。

その後、10〜11月ごろに真っ赤なかわいい赤い実がなります。

わたしは食べたことがありませんが、マンゴーやバナナのような甘味がありジャムにしたりもできるようですよ。

この実は時々ご近所の方に「かわいいね!」と言っていただけることもあり、掃除は少し手間だけどわたしは毎年楽しみにしています。

一年中さまざまな姿が楽しめる

一年間姿が変わらない常緑樹もある中、常緑ヤマボウシは花や実、紅葉も楽しむことができます。

一年を通して鑑賞価値の高い木であると言えると思います。

放っておいても形が整いやすい

日陰の常緑ヤマボウシが日が当たる方へ枝を伸ばす様子。
Cは日が当たる方向に伸びがち。

こまめに剪定しなくても樹形が整いやすく、成長もゆるやかなため手間がかかりません。

枝が横に伸びすぎて形が崩れることが少ないため、初心者におすすめの樹木です。

わが家では、日が当たるAとBはお行儀よくまっすぐ立っていますが、日当たりの悪いCは3年目くらいから太陽の当たる方向に枝を伸ばすようになり形が崩れ気味。

あまりにも日陰になる場所は避けたほうがよさそうです。

比較的虫がつきにくい

常緑ヤマボウシは樹木の中では比較的虫がつきにくいです。

葉が分厚く、虫にかじられているのも見たことがありません。

もしアブラムシが出た場合は、市販のスプレー剤などで対処しましょう。

デメリット

花と実が落ちる時期は掃除が大変

木を一面覆うほどに花と実をつけるため、どうしても掃除が必要になります。

実は一気に落ちるわけではなく、ぽとぽと少しずつ落ちるため気がついたら拾う感じです。

掃除の手間は多少あってもわたしはこの木が大好きだし、おすすめしたい優秀な樹木です。

全く葉が落ちないわけではない

「常緑」とついていますが、寒さにはそれほど強くなく、葉が時々落ちることがあります。

寒風の当たる場所だと半分以上葉が落ちてしまう場合もあるそうです。

ポロポロと時々葉を落とすため、落ち葉掃除が必要な場合があります。

乾燥と強風に注意

乾燥にあまり強くないため、苗木の時期は乾燥させすぎないことをおすすめします。

植え付け1〜2年あたりで、もういいだろうと雨任せにしていたら最上部の枝が枯れ込んでしまいました。

今は下草も色々植えているので時々水やりするようにしています。

また、上部に葉がよく茂るわりに根張りが浅いため、植えたばかりの苗木は風で倒れやすい一面があります。

植え付け時は支柱を立てて支えてあげると安心です。

常緑ヤマボウシはこんな人におすすめ

元気に花を咲かせる常緑ヤマボウシ。

◼︎虫がつきにくい常緑樹を探している人

常緑ヤマボウシは、わが家に植えている樹木の中でも特に虫がつきにくい印象です。

また、常緑樹なので一年中お庭に緑を保ちたい方におすすめです。

◼︎剪定に不安がある人

剪定はネットで調べたとしても、初心者にはとても難しいですよね。

好みの樹形に保とうと思ったらなおさらです。

常緑ヤマボウシは、特別上手な剪定を意識しなくても姿勢良く立っていてくれます。

◼︎花や実を楽しみたい人

樹木の花は、咲いていても気が付かないほど控えめな花もありますが、常緑ヤマボウシの花はとても目立ちます。

赤い実がコロンとついている様子も可愛らしく、鑑賞価値が高いです。

今は色々な品種があり、『月光』というとても花付きのいい品種や、ピンク〜赤花の常緑ヤマボウシもあるようですよ。

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わが家の常緑ヤマボウシの評価|総合レビュー

育てやすさ★★★★★
剪定の楽さ★★★★☆
掃除の楽さ★★★☆☆
虫の少なさ★★★★★
おすすめ度★★★★★
後悔ポイントBとCは植え場所が悪かった。

まとめ|わが家の常緑ヤマボウシを5年間育てて分かったこと

わが家の常緑ヤマボウシの様子をここまで読んでくださりありがとうございました。

狭い住宅街の敷地に3本も常緑ヤマボウシを植えているお宅はなかなかないのではないでしょうか。笑

3本の5年後を比べることで、植え場所の大切さがわかりました。

ぜひ適度に日当たりがよく乾燥しにくい場所に植えてあげてくださいね。

今回のわが家の記録が樹木選びの参考になれば嬉しいです。


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