「アイビーって、どうやって増やすのがいいの?」
そう思って調べてみると、「水挿しでも増やせる」「挿し木がいい」など、いろいろな情報があって迷ってしまいますよね。
そこでわたしは、お気に入りの斑入りアイビー『白雪姫』を使って、「水挿し」と「挿し木」両方試してみました。
この記事では、『水挿しでアイビーを増やす方法』を写真付きで紹介するとともに、挿し木との違いや、よくある疑問についても詳しくお伝えします。
「できるだけ失敗せずにアイビーを増やしたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
※商標登録してある品種を水挿しや挿し木で増やす場合は、個人で育てる範囲で楽しみ、他人への譲渡・販売は行わないでください。
アイビーは水挿しでも挿し木でも簡単に増やせる
私は両方試してみた結果、『発根は(今回は)挿し木の方が良かった』、でも『管理は圧倒的に水挿しがラク』という結果になりました。
虫が苦手で、できるだけ手間を減らしたいわたしなら、まずは水挿しから始めることをおすすめします。
水挿しと挿し木の違い
「水挿し」と「挿し木」は、どちらも枝や茎を切って発根させ、新しい株を作る増やし方です。
大きな違いは、水中で発根させるのか、土を使って発根させるのかという点。
「挿し木」は草花や樹木をしっかり大きく育て、鉢植えや地植えにしていく際に向いています。
一方「水挿し」は、主にアイビーやポトスなどの観葉植物を増やすのに適しており、水換えという簡単な作業で植物を発根させ、増やすことができます。
水挿しはそのまま花瓶で育てることもできますが、大きく育てたい場合は土への植え替えが必要になります。
今回はアイビー『白雪姫』で同時に試してみました

寄せ植えに使っていた『アイビー・白雪姫』。
真っ白の斑入り葉が美しく、ほかの植物とも馴染んで使いやすかったので、これは増やしたい!と思い挿し木を決意しました。
はじめは挿し木だけの予定でしたが、「アイビーは確か水挿しでも増やせたはず」と思い、せっかくなので両方試してみることに。
▼アイビー『白雪姫』は葉に白い斑がたくさん入り、寄せ植えでも存在感が出て「もう一鉢欲しい」と思うくらい気に入っている品種なので、気になる方はこちらから見てみてください。
アイビーを水挿しで増やす方法
準備したもの
- ハサミ
- 花瓶またはグラス
- ゼオライト(あればでOK)
- 増やしたいアイビー
茎を切る位置
つるが伸びたアイビーの先から15cmくらいの位置で、切り口が斜めになるようにカットします。
このとき、発根する場所である『節』が最低2節は残るように切ってください。
葉がたくさんついていたら、上3枚程度を残して残りの葉は取り除きます。
葉が水に浸かってしまうと、そこから腐敗して失敗の原因になります。
発根するまでの管理方法

挿し穂ができたら、お手持ちの花瓶やグラスに水を入れてアイビーを挿します。
水の量は、アイビーの枝先が3〜4cm浸かるくらいで十分です。
もし『ゼオライト』を持っていたら、水に少量入れておくと水の腐敗を遅らせてくれるのでおすすめです。
直射日光が当たらない明るめの日陰で、4〜5日に1回水を交換しながら育てましょう。
わたしもはじめやってしまっていたのですが、良かれと思って毎日水を交換していると、植物自身が出す成長ホルモンを洗い流してしまい発根が遅くなるそうです。
▼水挿しに使う花瓶は、透明で口が細くなっていて使いやすいこちらの花瓶を愛用しています。
水挿しをそのままインテリアとして飾れるシンプルさとおしゃれさが気に入っています。
アイビーを土に挿して増やす方法(挿し木)
使用した土

今回は、『パーライト+赤玉土』で挿し木を行いました。
本当はパーライトのみで挿し木チャレンジをしようとしましたが、パーライトは乾燥しやすいため、下に赤玉土を敷いてからパーライトを入れました。
特に根拠などはなく、わたしの謎の失敗回避行動です…。
赤玉土なら保水性があっていいかな、と。
初心者さんは『挿し木専用の土』を使うのが、失敗が少ないと思います。
▼ガーデニングで使う土の種類や使い方はこちらの記事が参考になると思います。
挿し木の手順

挿し穂を作ったらまず、1時間ほど切り口を水につけて「水揚げ」を行います。
挿し穂にしっかり水を吸わせることで、挿し木した後に水切れして萎れてしまうのを防ぎます。
十分に水を吸わせたら、用意した土(専用土・赤玉土・パーライトなど)に割り箸で穴をあけ、そこにそっと挿し穂を差し込みます。
挿し穂が倒れないようにしっかり土と密着させたら、水やりをして完成です。
発根するまでの管理方法

挿し木も同様に、直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。
ポットの底を水に浸して、『底面給水』で管理すると下から水を吸って常に湿った状態を保てるのでおすすめです。
底面給水に使う水は、古いままにせず定期的に入れ替えましょう。
水挿しと挿し木を比べてみた|今回は挿し木が発根良好
根の伸び方を比較

育てる環境によって大きく変わるので、あくまで今回のわたしが育てた場合ですが、『挿し木』の方がしっかりと発根していました。
挿し木の方は、ほかの植物の水やりついでに活力液の『リキダス』を何度かあげたので、しっかり発根したのかもしれません。
8本くらいは根っこが出ていて、長さも2〜3cmくらいはありました。

一方水挿しは、約1ヶ月経ち3本中2本発根。
しかし、それぞれ1本ずつしか根が出ておらず、長さもまだまだ短め。
こちらは完全に水道水オンリーです。夏だからとこまめに水を換えすぎたかも。
日当たりや活力液の有無など、条件が違いすぎるので比較することはできませんが、発根の様子には結構差が出ました。
管理のしやすさを比較
管理のしやすさは、圧倒的に水挿しが管理しやすいです。
わたしは大変忘れっぽい性格のため、水挿しっ子はキッチンのシンク横に置くようにしています。
ただ、日当たりはかなり悪いので、それが発根の悪さに影響を与えている可能性もあるかもしれません。
私は水挿しのほうが続けやすいと感じた理由
やはり室内で完結し、花瓶の水を換えるだけでOKの『水挿し』がわたしは続けやすいと感じました。
土での挿し木はベランダに出て、水をやり、受け皿の水を捨てて…とちょっと工程が多いです。
環境によってはコバエが発生することもあるので、清潔面でも水挿しの方が安心感があるなと思いました。
水挿しがおすすめな人・挿し木がおすすめな人
水挿しがおすすめな人
◼︎室内で育てながら鑑賞したい人
◼︎土を使うのが面倒な人
◼︎こまめに水を換えられる人
挿し木がおすすめな人
◼︎しっかりした株に育てたい人
◼︎土やポットなどの道具がすでにある人
◼︎よく挿し木をして慣れている人
水挿しから土へ植え替えるタイミング
植え替えの目安
水挿しの根が『約5cmほど』伸びてきたら、土に植え替えられるタイミングです。
時期は『春から初夏』の、植物の成長期が適しています。
植え替え後の管理方法

水挿しで発根させた根は、土で育てた根と違って乾燥に弱いです。
土に植え替えたはじめのうちは、水を切らさないよう注意して管理します。
梅雨時期に水挿しを始めると、発根して植え替える1ヶ月後は真夏になっています。
無理に土に植え替えるよりも、真夏は水挿しのままで乗り切った方が失敗しにくいです。
アイビーの水挿し・挿し木でよくある疑問
水だけで育て続けられる?
水だけでもアイビーは育てることは可能です。
ただ、完全に水だけで長期間育てるのには限界があるかもしれません。
春と秋の成長期に、ごく薄めた液体肥料を与えると長く水耕栽培で楽しむことができると思います。
発根しない原因は?
◼︎切り口や根が腐ってしまった
◼︎水を毎日交換していた(ある程度日を空けないと、成長ホルモンが流れてしまう)
◼︎適期以外の時期に水挿し・挿し木をしている
◼︎元々の植物が弱り気味だった
いろいろ原因は考えられますが、諦めずチャレンジしてみてください。
わたしは挿し木が下手でうまくいかないことも多くありますが、楽しんで何度も挑戦しています。
最適な季節はある?
最適なのは「梅雨時期」、「4〜5月の春」。次いで「9〜10月頃」も行うことができます。
植物の生育が活発になるこの時期に行うことで、自然と根が出やすく成功しやすくなります。
まとめ|迷ったらまずは水挿しから始めてみよう
この記事では、アイビーを増やすための『水挿し』と『挿し木』の2通りの方法を紹介しました。
今回は挿し木の方がよく発根しましたが、できるだけラクに増やしたい私は、次またアイビーを増やすなら『水挿し』を選ぶと思います。
まずは比較的手軽で管理のしやすい『水挿し』から試してみるのがおすすめです。
ぜひお気に入りのアイビーを増やして、インテリアや寄せ植えなどで楽しんでくださいね。
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