「虫嫌いだから、できるだけ虫がつかない植物を選びたい。」
そう思って調べると、いろいろな植物の情報が出てきますよね。
私自身も虫が大の苦手なので、植物を選ぶときは「虫がつきにくいこと」を重視しています。
これまで庭で何年も植物を育てる中で、「これは虫がほとんどつかない」「虫嫌いだけど安心して育てられた」と感じる植物が少しずつ増えてきました。
この記事では、虫嫌いのわたしが実際に育てた経験をもとに、虫がつきにくいと感じた草花・宿根草をまとめて紹介します。
「できるだけ虫を避けながらガーデニングを楽しみたい」という方は、ぜひ植物選びの参考にしてください。
虫が「つかない」植物はないけれど、つきにくい植物はある
虫がつきにくい植物の特徴
残念ながら虫がまったくつかない植物はありません。
でも、虫がつきにくい植物には下記のような特徴があることが多いです。
- 葉に厚みがある
- 葉が硬い
- 強い香りがある
- 有毒な樹液や成分をもつ
- 乾燥に強い
難しいのは、上記を満たしていても虫に食べられるものは食べられる。実際は植物によるところが大きいというところ。
ですので、目の前が公園という比較的虫が来やすい環境で実際に育てて、虫がつきにくかった植物をまとめたいと思いました。
虫嫌いでも植物選びを工夫すればガーデニングは楽しめる
「虫がどうしても怖い」という方でも、『虫がつきにくい植物選び』と『適切な薬剤の使用』、『虫が発生しにくい環境を整える』ことで、ストレスを最小限にガーデニングを楽しむことができます。
わたしは本当に虫が苦手なので、「植物は大好きだけど虫は無理」という気持ち、すごくよくわかります。
今回紹介する植物は、そんなわたしが育てて、この植物は安心だな、と思えるものだけを厳選しています。
この記事が、虫嫌いさんが少しでも安心して植物を楽しめるお手伝いになれば嬉しいです。
わが家の庭の環境・前提条件
- 今回紹介するのはヒューケラを除いて全て庭植え植物
- 目の前が公園で虫が来やすい
- 年1〜2回はオルトランを撒いている
- ナメクジ剤やその他薬剤も年1回は撒いている
- わたしの虫嫌い度:重度(蚊はギリ倒せる)
虫がつきにくい草花・宿根草まとめ
一年草
スーパートレニア・カタリーナ
【花期:4〜11月、植え付け適期:4〜6月、植え場所:日向(半日陰も可)】
病害虫の心配がほとんどなく、真夏の西日にも耐えるPWのトレニアです。
水挿しで冬越しした枝を直接地面に挿したら、そのまま根付いて翌年も咲きました。
非常に強健で、長期間花が楽しめるため大好きな一年草です。
ペンタス

【花期:5〜10月、植え付け適期:5〜7月、植え場所:日向(半日陰も可)】
ペンタスも病害虫に強く、虫嫌いでも使いやすい一年草です。
時々写真のように葉が食べられた痕があるので、花がらをカットするときにちょっとドキドキしますが、今のところほとんど虫には遭遇していません。
苗はホームセンターで安価に手に入るので、気軽に庭に取り入れやすく気に入って毎年植えています。
コリウス

【植え付け適期:5〜6月、植え場所:日向(半日陰も可)】
コリウスは入れるか迷いましたが、ベニカのスプレーで対処できる程度ですし、おすすめの一年草なので紹介させてください。
時々小さいアオムシに葉っぱを食害されますが、そのほかは目立った害虫はみられません。
色や葉の模様の種類が豊富で、こちらもホームセンターで手軽に手に入るため取り入れやすいです。
性質もとても強く、多少水切れさせてしまってもすぐに復活してくれます。
ラグラス・バニーテール

【花期(穂):4〜6月、植え付け適期:3〜5月・10〜11月、植え場所:日向】
ふわふわの穂に癒される、一年草扱いのグラスです。
虫がつきにくく、コンパクトな品種なので花壇のすき間や寄せ植えにも使いやすいです。
こぼれ種で増えたり、穂をパラパラと土に埋めるだけで発芽するので、一年草ですが毎年楽しむことができてお得感あり。
ふわふわの穂はドライフラワーとしても楽しめます。
宿根草・多年草
ガイラルディア・グレープセンセーション

【花期:5〜11月、植え付け適期:4〜5月・9〜10月、植え場所:日向(半日陰も可)】
このガイラルディアのある花壇はよくバッタの食害に遭うのですが、ガイラルディアはほとんど葉を食べられません。
同じ花壇の、サルビア・ネモローサ・カラドンナやペチュニアは穴だらけにされるので、このガイラルディア・グレープセンセーションは害虫に強いのだと思います。
成長速度や花期の長さからも、並々ならぬ生命力を感じる宿根草です。
ペンステモン・ダークタワーズ
【花期:5〜7月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:日向(半日陰も可)】
あまりにも日照時間が少ない場所に植えてしまい、株が大きくならず貧弱なのですが、それでも虫がつきません。
銅葉にピンクの花がとても可愛くおしゃれです。
暖地では冬も常緑なのもありがたいポイント。
矮性ガウラ・ベインズフェアリー

【花期:6〜10月、植え付け適期:4〜6月、植え場所:日向】
コンパクトに咲いて使いやすい、矮性のガウラです。
虫がついているのを全く見たことがないほど病害虫に強い植物。
わが家は半日陰なので花つきはあまりよくありませんが、適地であれば初夏から秋まで長く咲いてくれるそうです。
白花に少しピンク〜赤が入る花が咲く品種なのですが、わが家のベインズフェアリーはピンク寄りの花が咲きます。
白花を増やしたいので、『コンパクトガウラ・イノセントフェアリー』という品種がすごく気になっていて、入荷したら植えてみたいです。
ヒューケラ各種

【花期:5〜7月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:半日陰】
わが家ではヒューケラを10鉢くらい育てていますが、年1〜2回オルトランDXをまくことでどれも害虫被害に遭ったことはほぼありません。
病害虫に強い植物ですが、風通しが悪いとカイガラムシ、じめじめした環境ではナメクジ被害があるようなので、置き場所には注意が必要かもしれません。
ヒューケラは下についている葉から枯れていくのですが、虫がいない安心感があるので枯れ葉整理も苦ではありません。
カラミンサ・ネペタ

【花期:6〜11月、植え付け適期:3〜4月・9〜11月、植え場所:日向(半日陰も可)】
優しい雰囲気の白い小花を長期間咲かせ、手入れもほとんど不要な宿根草です。
葉を触るとハーブの爽やかな香りがします。
カラミンサを植えたからといって虫よけになるわけではありませんが、カラミンサ自体は虫がつきにくく、初心者でも育てやすいです。
わが家は「暗めの半日陰花壇」にも「西日が当たる半日陰花壇」にも植えています。
どちらも毎年花を咲かせますし、日照不足で倒れすぎることもなく重宝しています。
エリゲロン

【花期:5〜11月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:日向】
ナチュラルでかわいらしい雰囲気のエリゲロン。
石垣のすき間からエリゲロンが咲き乱れている写真に憧れ、こぼれ種をあえて石のすき間に植えてみました。
土を少しかぶせて水をあげただけですぐに根付くくらい強健な植物です。
特に目立った害虫被害もなく、安心感があります。
アナベルの影になる場所に植えた親株は、さすがにほとんど開花しませんでした。植え場所はやはり日向がいいようです。
フッキソウ

【花期:3〜5月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:半日陰〜日陰】
日陰OK、常緑、完全放置OKのフッキソウ。
少し地味だけど、日陰のグランドカバーとして、むき出しの土を緑で埋めたいときに大活躍してくれます。
わが家では樹木の後ろ側の目立たないスペースに植えていますが、増えすぎることもなく虫にかじられることもなく本当に手間のかからない多年草です。
ツワブキ

【花期:10〜12月、植え付け適期:4〜5月・9〜11月、植え場所:半日陰〜日陰】
ツワブキも日陰OKで常緑の多年草です。
日本に昔から自生している植物なので、日本の環境に適応していて初心者でも育てやすいです。
葉の形や斑の入り方によって様々な品種があり、わが家では「天星」という品種を育てています。
日が当たりすぎると葉焼けすることがあるので、暗めの半日陰〜日陰がおすすめです。
グランドカバー植物
ベロニカ・オックスフォードブルー

【花期:4〜5月、植え付け適期:3〜4月・9〜11月、植え場所:日向〜半日陰】
暗めの半日陰でも花つき良し、常緑、増えすぎない、病害虫に強い。大人気なのも納得の這性ベロニカです。
花後、梅雨前に半分くらいにカットしておくと、蒸れを防いで見た目もきれいに保つことができます。
でも切らずに放置していても全然汚くなることがないので、ズボラにはありがたい植物です。
タイム・ロンギカウリス

【花期:5〜6月、植え付け適期:3〜5月・9〜10月、植え場所:日向(半日陰も可)】
日向に植えれば春にびっしりと薄紫の花を咲かせます。
わが家は半日陰なので、写真くらいの花つきですが、十分楽しめています。
タイムは触るとハーブのとてもいい香りがし、チモールなどの虫が嫌う成分を持っているため害虫被害はほとんどありません。
常緑でグランドカバーとしての広がりもよく、日向のグランドカバーを探している方におすすめです。
多湿が苦手なので、ジメジメした場所を避ければ元気に育ってくれると思います。
白花のイブキジャコウソウ(日本に自生するタイム)もあり、とても気になっています。花の咲き方が少し違いますが、白花もすごくかわいいです。
ディコンドラ・セリセア

【植え付け適期:3〜5月・9〜10月、植え場所:日向〜半日陰】
暖地では常緑で、増え方もちょうど良く、害虫被害もほぼない、おすすめのグランドカバーです。
株元が湿りやすいので、ダンゴムシはたまに見かけます。
蒸れで茶色くなった葉っぱを食べてくれているのかもしれません。
大事に増やそうと、移植したりカットせず放任で育てていたら増えすぎたので、秋に少し整理して減らそうと思います。
思ったより蒸れに強く、しっかり増える、丈夫な植物でした。
カットした枝に根っこがついていたら、そのまま土に挿して水やりするだけで簡単に根付きます。
リシマキア・ヌムラリア・オーレア

【花期:5〜6月、植え付け適期:3〜5月・10〜11月、植え場所:半日陰〜日陰】
わが家のあちこちで増えているオーレア葉のリシマキアです。害虫被害が気になることはありません。
こちらはカットした枝に根っこがついていなくても、直挿しで根付くほど生命力があります。
過乾燥が苦手なので夏は水切れでカリカリになることもありますが、基本常緑で手間がかからないグランドカバーです。
日当たりがいい場所では葉色が明るくなり、暗い場所では写真より濃い色になります。
樹木や低木の株元の、「日が当たらない、樹木の根があって深く掘れない場所」のグランドカバーに重宝しています。
メカルドニア・ルミナス・ゴールドダスト

【花期:6〜10月、植え付け適期:4〜6月、植え場所:日向(半日陰も可)】
黄色い小花を何度も咲かせてくれるメカルドニア・ルミナス・ゴールドダスト。
半日陰の場所で液体肥料を与えなくても、写真くらいの花つきで驚きました。
冬は一部黒く枯れますが、わが家ではほとんど常緑と言っていいくらい緑の葉を保ったまま越冬します。
一株だけ買って3つくらいに株分けしたものが、各所でこんもり大きくなっています。
グラス類|虫はほぼつかない安心枠
グラスは害虫被害の心配がほぼなく、虫嫌いさんにおすすめしたい植物です。
日向を好むものが多いので、わが家のような半日陰の庭には植えられないものも多いですが、わが家でも育っている背が低めのグラスを紹介します。
カレックス

【花期:4〜6月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:日向(半日陰も可)】
暑さ・寒さに強いとても丈夫で使いやすいグラスです。
わが家ではまだ小さいですが、大きくなるとこんもりボリューム感のある姿になりとてもおしゃれ。
半日陰でもOKということで植えてみましたが、とても満足しています。
カレックスは驚くほどたくさん種類があるので、好みの品種を探してみてください。
ヤブラン
【花期:8〜10月、植え付け適期:3〜6月・9〜11月、植え場所:半日陰〜日陰】
ヤブランは、日向でも日陰でもほとんど枯れないくらい強い常緑の多年草です。
植えっぱなしで年中楽しめて、病害虫にも強くとても頼りになります。
一般的によく見る黄斑ヤブランも使いやすいですし、シルバードラゴンやピュアブロンドなどの白っぽい品種も素敵です。
フッキソウと同様に、「何を植えるか迷う暗いスペース」を埋めるのにとても役立っています。
黄斑やシルバードラゴンはホームセンターでも目にしますが、ピュアブロンドやピーディーインゴットなどの少し変わった品種はネットでの購入がおすすめです。
フェスツカ・グラウカ

【花期:5〜7月、植え付け適期:3〜4月・10〜11月、植え場所:日向(半日陰も可)】
青みのある細い葉が美しい常緑のグラス。
高温多湿が苦手で日当たりを好む植物なので、わが家の環境はあまり合っていないのですが、やや緑がかるものの問題なく夏越しして育っています。
春前や梅雨前に切り戻しておくと、蒸れを予防して再びきれいな葉が伸びてきます。
虫嫌いのわたしが迷った結果除外した植物|虫はつきにくいが特定の害虫被害あり
アジュガ

【花期:4〜5月、植え付け適期:3〜5月・9〜11月、植え場所:半日陰】
アジュガは基本的に病害虫に強いのですが、わが家では花が咲くと小さいナメクジにたかられて食害されます。
ナメクジ剤をまけば被害はすぐにおさまります。
ただ、初めて見つけた時の大量のミニナメクジがショッキングだったので除外しました。
チョコレートチップやディキシーチップは葉が厚いからか虫に食べられたことはありません。
ゴールドライムなどの葉が薄くひらひらしたタイプのものは時々葉がかじられることがあります。
クリスマスローズ
【花期:1〜3月、植え付け適期:10〜3月、植え場所:半日陰】
クリスマスローズも害虫に強く、葉をかじられたことは一度もありません。
しかし、梅雨明け〜夏の乾燥する時期に鉢植えのハダニ被害が多いため除外しました。
ハダニなど、ほとんど目に見えない虫は大丈夫という方には大変おすすめです。
特に地植えでは、雨が当たればハダニが爆増することも少ないですし、手間がかからず常緑で、花もとても素敵なので大好きな植物です。
ホスタ

【花期:7〜8月、植え付け適期:2〜3月、植え場所:半日陰〜日陰】
わが家では今のところ被害がないのですが、ナメクジ・ヨトウムシによる葉の食害や、ネキリムシによる地際の茎の食害があるようなので除外しました。
ホスタ自体は基本病害虫に強く、シェードガーデンに欠かせない宿根草です。
ナメクジ剤やオルトランDXを適切に撒いていれば、被害はかなり抑えられると思います。
まとめ|安心感は大事です
この記事では、虫嫌いのわたしが育ててみて、虫がつきにくく安心だと感じた草花を紹介しました。
植物の手入れをしたくても、虫がいるかもと思うとなかなかやる気が起きないものです。
実際に虫がたくさんついているのを見ると、「もう無理かも…」と心が折れてしまうこともあると思います。
できるだけ虫がつきにくい、手間のかからない植物を植えることで、少しでも安心して楽しくガーデニング作業ができるといいですよね。
今回の記事が、虫嫌いさんの植物選びの参考になれば嬉しいです。
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▼ガーデニング初心者がはじめに揃えたい道具をまとめました。
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