「ジューンベリーを庭に植えたいけれど、実際のところ育てやすい?」「大きくなりすぎない?」「虫はつく?」「実はちゃんと収穫できる?」
庭木を選ぶとき、花や実の美しさだけでなく、植えたあとにどんな手間がかかるのかも気になりますよね。
わが家ではジューンベリーを庭に植えて、今年で6年になります。
花や実を楽しめた一方で、育ててみて初めて分かったことや、「こうすればよかった」と感じたこともありました。
この記事では、わが家で育てているジューンベリーについて、6年間育てて分かった成長速度や剪定頻度、虫のつきやすさ、花や実についてまとめています。
これからジューンベリーを庭木に迎えようとしている方はもちろん、すでに植えて楽しんでいる方にも、参考になればと思います。
▼『わが家に植えてある常緑樹の比較とメリット・デメリットまとめ』はこちらから。
▼『わが家に植えてある落葉樹の比較とメリット・デメリットまとめ』はこちらから。
ジューンベリーの基本情報
基本情報
| 分類 | 落葉小高木 |
| 樹高 | 3〜5m |
| 成長速度 | 早い |
| 日当たり | 日向〜半日陰 |
| 虫のつきやすさ | 普通 |
| 耐寒性 | 強い(ー20℃程度まで) |
わが家のジューンベリーの栽培環境
| 項目 | ジューンベリー北 | ジューンベリー南 |
| 植え付け年 | 2020年10月 | 2020年10月 |
| 植え付け時の高さ | 約2.5〜3m | 約2m |
| 現在の高さ | 剪定後約1m | 剪定後約2.5m |
| 日当たり | 北側、半日陰 | 南側、半日陰 |
| 栽培地域 | 東海地方、暖地 | 東海地方、暖地 |
わが家のジューンベリーの評価|総合レビュー
| 育てやすさ | ★★★★☆ |
| 剪定の楽さ | ★★★☆☆ |
| 掃除の楽さ | ★★★☆☆ |
| 虫の少なさ | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
| 後悔ポイント | アプローチ沿いに植えたこと |
ジューンベリーを6年間育てた成長記録
植え付け当初(2020年10月)
北側通路沿い
3m近い大きめの苗木を購入し、植え付けました。
業者さんが盛り土をして、割栗石でレイズドベッドのような形にしてくれてあり、その上に生えています。
そこまで大きく土を盛っていないのであまり根を張るスペースがなさそうなのですが、成長に問題はなさそうです。
株元にはアジュガやエリゲロン、メカルドニアなどのグランドカバーを植えています。
南側
南側の庭にも2m前後の大きめの苗木を植えました。
こちらは通路沿いではないので掃除はせずほぼ放置、剪定は枝が気になったときにする程度です。
植え付け時の写真が残っておらず、比較できないのが残念です。写真をしっかり撮っておけばよかったです。
6年後
北側通路沿い

最高4mくらいになったところで一度大きく剪定し、約2mに。
そこから年1回程度剪定し、下から勢いよく生えてくるひこばえをこまめに整理しています。
通路沿いに植えてしまったため、枝が邪魔になったりセミがとまったりでストレスが多く、今年バッサリと強剪定してしまいました。(写真は剪定後の姿。)
セミがとまる時期、通路沿いにジューンベリーがないことは、なんて快適なんだと気が付きました…。
これからはなるべくコンパクトな状態を保って育てていきたいと思っています。
南側

ご近所が写ってしまうため下の方しか写せず、分かりにくくてすみません。
奥まった場所にあるため、6年間で1度強剪定した以外は基本的に伸ばしっぱなしです。
隣家に落ち葉が落ちないよう、境界に伸びてきた枝だけはしっかり切るように心がけています。
剪定をこまめにしないためか、北側のジューンベリーよりもひこばえの量は少なめで手入れも楽です。
今年(2026年)イラガが大発生したのですが、9月の長雨で薬が撒けないでいたらほとんど葉を食べ尽くされました。
ジューンベリーの成長速度・剪定頻度は?
ジューンベリーの成長速度は、比較的早いです。
ヒメシャラやナツハゼなどのほかの落葉樹に比べて、ジューンベリーは剪定頻度が高いです。
わたしの体感ですが、縦にどんどん伸びるというより、細い枝がたくさん伸びて徐々に縦にも大きくなるイメージです。
強い剪定は年1〜2回で、細かな細い枝やひこばえは気づいたら整理しています。
ジューンベリーを植えてから最初の3年くらいは何も手を入れず伸ばしっぱなしで、おそらく4m超えるくらいまで成長しました。
調べたところ、1.5m程度の矮性のジューンベリーもありました。
あまりぐんぐん大きくなるのは困る、という場合はこちらも良い選択肢になりそうです。
ジューンベリーに虫はつく?
イラガ

わが家のジューンベリーで一番困っている害虫は「イラガの幼虫」です。
黄緑色の体長2〜3cmくらいの毛虫で、刺されると強い痛みを伴うため注意が必要です。
初期は葉の裏にびっしりと小さな幼虫が密集し、大きくなってくるとどんどん葉を食べ尽くしていきます。
今年(2026年)も大発生したのですが、9月の長雨で薬が撒けずにいたら葉っぱがなくなってしまいました。
雨の合間に「ゼンターリ」を木全体に散布したところ、しばらくして食害はおさまり、イラガは見かけなくなりました。
アブラムシ
今まであまり気になったことがなかったのですが、今年は新芽にアブラムシが発生しました。
今年ばっさり切った北側のジューンベリーの新芽にアリがたかっているなと思って見てみたら、アブラムシでした。
何度も無計画に剪定されて、木自体も弱っているのかもしれません…。
カメムシ
果樹だからか、大きめのキマダラカメムシが好むようです。オリーブにも時々ついています。
家の前の公園でもこのカメムシをたまに見るので、仕方ないと思いつつ、見た目が本当に気持ち悪いので見つけたら即退治しています。
ただ、見かける頻度はそれほど多くなく、ついても1匹程度なので対処はしやすいです。
ジューンベリーのメリット・デメリット
メリット
花と実がかわいい

わたしが特に好きなのは、ジューンベリーの白い花です。
桜と同じように、葉っぱが出る前の枝だけの状態で花が咲くので、わが家に植えてあるどの樹木よりも花が目立ちます。
赤い実も、まるでツリーの飾りのようでとってもかわいいです。
実を収穫して食べられる

ジューンベリーの実は食べることができます。
ちょっと細かな種が気になるけれど、甘酸っぱくて結構おいしいです。
薬を撒いていなかった頃は、息子が食べるのを楽しみにしていました。(今は残念ながら食べられませんが…)
そのまま食べたり、ジャムにすることが多いようです。
赤くなった実をこまめに収穫すると、鳥より先に確保することができます。
落葉樹ならではの爽やかな見た目
葉がついている時も重たさがなく素敵なのですが、わたしは枝に花だけが咲いている時期が一番好きです。
スッと伸びた枝に白い花がたくさん咲いて、かわいいですし見ていてとても癒されます。
季節ごとにさまざまな姿を楽しめるため、鑑賞価値の高い樹木だと思います。
ジューンベリーの植え付け適期は落葉期の11月〜3月です。
小さな苗木も売っていますが、大きめのものを買うと初年度から楽しむことができます。
デメリット
掃除が大変|アプローチや駐車場に植えるのは注意

ジューンベリーは『アプローチ沿いや駐車場横よりも、庭に植えるのが適している樹木』、というのが個人的な感想です。
ジューンベリーは4月下旬〜5月ごろに白い花が咲き、その後落ちた花の掃除が必要になります。
その後、赤い実が熟すとポロポロ落ちて、コンクリートが汚れるためその実の掃除も必要です。
実を食べに来た鳥がフンを落としていくこともままあります。
さらに落葉期には葉の掃除も必要です。
逆に、南側の庭に植えているジューンベリーは下が土なので、ほとんど掃除しなくても気になりません。
ひこばえの剪定が大変
北側のアプローチ沿いのジューンベリーは、通路に枝が伸びてきて邪魔なことがあるので剪定する機会が多いです。
すると、ジューンベリーの株元から新しい新芽(ひこばえ)がたくさん生えてきます。
放置しているとどんどん伸びて、樹形が崩れたり株元に植えたグランドカバーに日が当たらないのでこまめに切っています。
成長が遅いほかの樹木と比べて、ジューンベリーは剪定の回数が多いと感じています。
イラガがつきやすい
10種類近く樹木が植えてあるわが家の庭で、いちばん毛虫がつきやすいのがジューンベリーです。
特にイラガ(黄緑色の毛虫)が毎年のように発生していて、刺されると強い痛みがあるそうなので、夏の終わりあたりから注意して見ています。
セミもとまりやすい
虫が苦手なので虫のことばかりになってしまいますが、セミも好んでとまる気がしています。
わたしの体感ではシマトネリコが最もセミがとまりやすく、次点がジューンベリー。
ジューンベリーを通路沿いに植えて一番後悔している理由は、セミがとまっていると、どかさないと怖くて通れないということです。
▼セミ嫌いのわたしがセミ対策について本気で考え、おすすめ対策をまとめた記事はこちら。
ジューンベリーはこんな人におすすめ
◼︎実を収穫したい
◼︎花も実も楽しめる落葉樹を植えたい
◼︎植え場所が通路と被らない
◼︎虫が苦手ではない
まとめ|わが家のジューンベリーを6年間育てて分かったこと
虫が大の苦手なのと、アプローチに植えてしまったためネガティブな印象を与えてしまったかもしれません。
ただ、南側の庭の奥に植えたジューンベリーはほとんど掃除も剪定もしていないので、『植える場所が快適さを左右する』のではないかというのがわたしの考えです。
特に虫嫌いさんは、自分がふだん歩く通り道ではなく、少し離れたところに植えるとストレスが少ないと思います。
白い花もちいさな赤い実もとってもかわいく、さまざまな姿を楽しませてくれるジューンベリー。
今回の記録が、お庭の樹木選びの参考になれば嬉しいです。
わが家のジューンベリーの様子をここまで読んでくださりありがとうございました。
▼樹木の剪定に便利なマキタのレシプロソーを使った感想をまとめました。
▼わが家のヒメシャラのレビュー記事はこちら。
▼わが家の低木、コバノズイナのレビュー記事はこちら。
▼おすすめの園芸用品や植物を楽天ROOMのコレクションにまとめています。








