半日陰の庭の救世主、常緑カラーリーフで大人気のヒューケラ。
あまりにも品種が多く(そこが魅力ですが)、どれを植えようか迷ってしまいますよね。
「強い品種はどれ?」「本当に日陰でいけるの?」など、育てる前に知っておきたい方は多いのではないでしょうか。
わが家はすべて鉢植え・半日陰で管理していますが、夏越しのしやすさや成長スピードに差があるな、と感じます。
今回は、ヒューケラに魅せられて現在7種類を育てているわたしが感じた、強い品種・弱い品種、夏越しのコツなどをご紹介していきます。
お気に入りのヒューケラを見つけるための参考にしていただけたら嬉しいです。
*kiko庭について*
・暖地の小さな半日陰庭(庭づくり5年目)
・午前中に数時間日が当たり、午後は建物や樹木の影になる環境
・場所によっては午前日陰、午後強い西日が当たる
・虫が大の苦手で、手間なくきれいな庭を目指しています
ヒューケラは主に、家の北側の西日が当たる日陰ゾーンで育てています。
わが家のヒューケラ品種比較表
| 品種 | 成長速度 | 葉焼け耐性 | 葉色の明るさ | 花付き | おすすめ度 |
| シルバーデューク | 早め | ◯ | 暗め | 良い | ★★★★★ |
| バタークリーム | 普通 | ◎ | やや明るい | とても良い | ★★★★★ |
| チョコミント | やや遅め | ◎ | 暗め | 普通 | ★★★★☆ |
| アップルシブースト | 早め | ◎ | やや明るい | 良い | ★★★★★ |
| フローズンマスカット | 評価中 | 評価中 | 明るい | 評価中 | ★★★★☆ |
| ライムリッキー | 評価中 | △ | 明るい | 評価中 | ★★★☆☆ |
| グレープソーダ | 普通 | ◯ | 暗め | 普通 | ★★★★☆ |
※半日陰で育ててみた感想から表を作成しています。
結論|初心者は『安定感ある品種から』が正解
実際に育ててみた感想としては、
- 明るいライム系は夏に弱い傾向あり
- オレンジ系は強い傾向あり
- ドルチェシリーズは全体的に直射日光に強く安定感あり
- 同じ半日陰で管理していても、品種によって夏越しのしやすさに差あり
わたしが昔育てたノーザンエクスポージャー・ライム(明るいライム葉がとてもきれいな品種)は、夏を越えられずすぐに枯れてしまいました。
見た目だけで選ぶと、鉢植えでも夏の高温多湿で消えてしまいます(泣)
わが家のヒューケラ|各品種の本音レビュー
シルバーデューク(ドルチェ)

春になると大きめの葉がぐんぐん展開して存在感があります。
昨年ひとまわり大きめの鉢に鉢増ししたつもりだったのですが、春にどんどん大きくなってすでに窮屈そう。
単品でもシルバーの葉脈がかっこいいですし、隣に明るいライム系や赤系を置いても色の対比が素敵です。
あまり強光に当てると葉焼けすることもありますが、夏の半日陰環境でもしっかり夏越ししてくれます。
バタークリーム(ドルチェ)

今年は花がたくさん上がり、見事な姿を見せてくれました。
オレンジ系が強いというのは納得で、全体的にみても安定感あり。
北側玄関アプローチで雨ざらしで放置されていますが、平然としていて手のかからない子というイメージ。
初めてヒューケラを育てるなら、この品種はかなりおすすめです。
チョコミント(ドルチェ)

ドルチェの中では成長が遅めに感じる品種。
でもさすがヒューケラドルチェシリーズ、この子も直射日光や西日が当たっても短時間なら耐えてくれます。
緑のフチとチョコレート色の模様がまさにチョコミント。
夏頃気温が高い時期は葉が緑がかって、それもまた素敵で。葉脈がはっきり見える品種が好きなのかも…
アップルシブースト(ドルチェ)

フリルのような葉がかわいいオレンジ〜赤系の品種。
わが家に来てから毎年株分けされて増殖中。
一株だけ、株分けしたまだ小さい株に白絹病のような症状(白っぽい粒々したカビのようなものが株元に発生)が出たので、お別れしました。
こういう時、株分けして保険株がたくさんあると安心感がありますね。
わが家にはたくさんの株分けされた子ヒューケラの鉢がありますが、今のところ病気が出たのはこの一鉢だけなので、特に病気が出やすい品種というわけではないと思います。
オレンジ系だからなのか(?)わが家では古株ですがずっと残ってくれている頼もしい品種です。
フローズンマスカット(ドルチェ)

明るいライム色と葉脈が美しいフローズンマスカット。
昨年から育成中で、まだ夏越しを経験していません。
ノーザンエクスポージャー・ライムを速攻で枯らした苦い経験から、ライム葉のヒューケラに苦手意識がありました。
でもやっぱり園芸店に行くたびに気になってしまって。
信頼と実績のドルチェシリーズならと、再挑戦しています。
雨の当たらない場所で度々水切れさせていますが、カリカリしてくることもなく元気そう。すごい。
成長は遅めかな?はっきりわかってきたら追記しようと思います。

日差しが強くなってきて少しだけ葉焼けしてきましたが、西日が当たってもきれいな状態を保っています。
ライムリッキー(ハルディン)

こちらも、ライム系ヒューケラに再チャレンジということで、よく名前を見る=強いのでは、と思いお迎えしました。
明るいライム色は直射日光に弱い傾向があるため、今年の夏は遮光するなど過保護気味に育てたいと思います。
今の所、同時期に買った同じくライム系のフローズンマスカットよりもりもり育っています。
葉っぱが柔らかくふんわりとした雰囲気で、守ってあげなきゃ、と今から心配…
そんなわたしの心配を跳ね除けて、華麗に夏越ししてくれると嬉しいです。

【追記】1〜2時間ほど西日が当たる日陰ゾーンに置いていたら、少しずつ葉焼けしてきてしまいました。
場所を移動した方が良さそうです…。
グレープソーダ(ハルディン)

わたしが初めて買ったヒューケラのひとつがこのグレープソーダ。
一緒に買ったノーザンエクスポージャー・ライムは召されましたが、この子は何度も夏越ししています。
絶やしたくなくて、大きくなっては株分けして更新しています。
ドルチェほど日光が得意ではなさそうだけど、ここまで生き延びているので強い品種だなという印象です。
わが家の南側のウッドデッキで育てており、夏はそこそこ日が当たりますが、壁沿いなどに移動してあげれば葉焼けはするものの枯れるまではいかない、良い品種だと思います。
ヒューケラが枯れる原因と夏越しのコツ
高温多湿による蒸れ
ヒューケラは高温多湿な環境を苦手とします。
風通しが悪かったり、水はけが悪い場所に植えると蒸れにより根腐れを起こしやすくなります。
株元の枯れた葉っぱは気づいたら取り除き、風通しを良くしておくことが大切です。
また、水はけの良い土に植えることで根腐れのリスクを減らすことができます。
暑い時期の直射日光
ヒューケラは直射日光に当たり続けると茶色く葉焼けし、そのまま放置すると枯れてしまいます。
夏が近づいて日射が強くなってきたら、日陰に移動して葉焼けから株を守ります。
また秋になり涼しくなってきたら、半日陰に戻して大丈夫です。
わが家の日陰エリアはどうしても西日が当たって、ライム系は葉焼けしてしまうので、遮光率50%程度の遮光ネットを検討しています。
株の老化
植えっぱなしにして数年経つと、株そのものが老化してきて枯れることもあります。
2〜3年で株分けをして株をリフレッシュさせると、寿命を伸ばすことができます。
ヒューケラは比較的株分けしやすく、失敗しにくいので株分けで更新するのがおすすめです。
葉挿しもできるそうですが、わたしはいつも根っこが出ず、まだ成功したことがありません。
まとめ|最初は“見た目だけで選ばない”ことが大事

ヒューケラはどれも魅力的ですが、実際に育ててみると結構品種による差があります。
初めてヒューケラを育てる場合は、直射日光にうっかり当ててしまっても一気に弱らないドルチェシリーズがおすすめです。
また、鉢植えで始めること、少し大きくなったら適期に株分けして保険株を作っておくことも大切だなと実際育てていて思います。
強い品種でヒューケラのお世話になれてきたら、どんどん見た目が好みのヒューケラに挑戦していくのがいいんじゃないかな、と個人的には思いました。
わたしもまだまだ育ててみたいヒューケラがたくさんあるので、今からとっても楽しみです。
半日陰の庭で日照が足りず、お花が満開にならなくても、ヒューケラを効果的に取り入れればパッと目を引く華やかな庭を作ることができます。
上手にヒューケラを取り入れて、手間なく理想の庭に近づけていきましょう。
▼北向き玄関をおしゃれに飾るコツを紹介した記事はこちら。
▼同様に常緑で日陰に強いグランドカバー、アジュガの品種比較もしています。
▼半日陰でも手間なく育つ、実際に育てた庭植え植物のおすすめはこちら。
▼楽天ROOMにおすすめの植物や園芸用品をまとめています。






