台風で植木鉢はしまわないとダメ?家に入れなくてもできる簡単対策7選

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季節の庭しごと

台風が近づくと気になるのが、庭やベランダの植木鉢。

「鉢は家の中に避難させた方がいい」とよく言われますが、実際には大きな鉢や重い鉢を何個も運ぶのは大変ですよね。

「台風来るのは分かってるけど、重い鉢を家に入れるの無理…」と思う気持ち、めちゃくちゃわかります。

わが家にそこまで大型の鉢植えはありませんが、数がたくさんあって、玄関も狭いので家の中にしまうのは現実的ではありません。

とはいえ、そのまま何もしないと強風で鉢が倒れたり、枝が折れたりする心配があります。

そこでこの記事では、植木鉢を家にしまわなくてもできる台風対策を紹介します。

実際にわが家で行っている方法や、台風前に最低限やっておきたいポイントをまとめました。

「できるだけ手間をかけずに植物を守りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

台風で植木鉢をしまわないとどうなる?

植木鉢をそのままにしていても意外と無事なことはありますが、台風の規模や直撃具合によっては予想以上の被害が出ることがあります。

ここでは、実際によくあるトラブルを紹介します。

大事な植木鉢が倒れて割れる

この右の鉢が倒れました。割れなかったのは奇跡です。

台風の強風でまず起こりやすいのが、植木鉢の転倒です。

特に背の高い植物や樹木を植えた鉢は風の影響を受けやすく、倒れた衝撃で鉢が割れてしまうことがあります。

わたしは一度、買ったばかりのお気に入りのテラコッタ鉢が強風で倒れて、割れた?!とヒヤヒヤしたことがあります。

そのテラコッタ鉢は鉢そのものが縦長で、さらにスタンドにも乗せていたのでぐらついて倒れてしまったんだと思います。

お気に入りのテラコッタ鉢やデザイン鉢は、一度割れると元に戻せません。

植物だけではなく鉢そのものを守るためにも、転倒対策は重要です。

小さなプラスチック鉢は飛ばされることも

まだ小さな苗や挿し木中の苗はウッドデッキの壁沿いに避難。

軽くて小さなプラ鉢に植えてある植物や、空の鉢は強風によって飛ばされる可能性があります。

飛ばされた鉢が庭やベランダに転がるならまだしも、ご近所の窓や車、外構設備に当たると大きなトラブルにつながることも。

園芸用品も意外と飛ばされやすいため注意が必要です。

倒れた衝撃で枝が折れたり株が傷んだりする

鉢が倒れると、植物にも大きなダメージがかかります。

枝が折れたり、幹に傷がついたり、倒れた拍子に根鉢ごと抜けてしまったり。

そうなると見た目が悪くなるだけでなく、傷口から病気が入ったり最悪枯れてしまうこともあります。

植木鉢を家に入れなくてもできる台風対策7選

植木鉢を室内に移動させるのは確実で理想的ですが、大型の鉢や数の多い鉢植えは現実的ではないですよね。

そんなときは、強風の影響をできるだけ減らす工夫をするだけでも被害を抑えられます。

ここでは、わが家でも実践している手軽な台風対策を紹介します。

壁際や建物の陰に移動する

まず最初にやりたいのが、鉢を風の当たりにくい場所へ移動することです。

開けた場所や風が吹き抜ける場所に置いてある鉢は、強風をまともに受けて倒れやすくなります。

家の外壁沿い塀の近く軒下など、風を遮ってくれるものの近くへ移動させるだけでも被害のリスクを減らせます。

ただし、低くて冠水しやすい場所は避けるようにしましょう。

鉢同士を密集させる

植木鉢は1つずつ離して置くよりも、できるだけ寄せて並べた方が倒れにくくなります。

特に小型〜中型の鉢は、壁際などにまとめてギュッと寄せておくのがおすすめです。

わが家でも台風が近づくと、小さい鉢や軽い鉢を壁際にして、周りを重めの陶器鉢で囲んで倒れないように工夫しています。

移動させる時間がない場合でも、鉢を寄せるだけなら少しの時間でできるので、台風前の簡単な対策としておすすめです。

棚やスタンドから下ろして地面に置く

植木鉢を棚やフラワースタンドの上に置いている場合は、場所や台風の規模にもよりますができるだけ地面に下ろしておきましょう。

高い場所にある鉢は風の影響を受けやすく、倒れたり落下したりする危険がありますし、最悪棚ごと倒れてしまうことも。

普段はおしゃれに飾れて便利ですが、台風の日だけは安全を優先するのがおすすめです。

地面に直置きするだけでも重心が低くなり、転倒のリスクを大きく減らせます。

わが家も台風前は、割れる可能性がある鉢だけでもスタンドから下ろすようにしています。

背の高い鉢はあらかじめ寝かせる

背の高い鉢や大きい鉢は、運ぶとなるとかなりの重労働ですよね。

オリーブやユーカリなどの樹木を鉢植えで楽しんでいる方も多いと思います。

そういう場合は、可能であればあらかじめ寝かせておくと風を受けて鉢が倒れることを防ぐことができます。

大きすぎるものや重すぎる鉢植えは無理に倒してはかえって危険なこともありますので、次に紹介するロープで固定する方法もおすすめです。

ロープで固定する

大きな鉢や背の高い鉢植えは、ロープや紐などで固定しておくと転倒防止に役立ちます。

樹高のある鉢植えは風を受けやすく、鉢ごと倒れてしまうことがあります。

近くにフェンスや柱、カーポートの支柱などがあれば、鉢や幹をゆるく固定しておくと安心です。

ただし、強く締めすぎると枝や幹を傷めることがあるので、少し余裕を持たせて結びます。

また、集めた鉢をぐるっとひとまとめにして縛っておくのも手間がかからずおすすめです。

軽い鉢は重しを使う

軽いプラスチック鉢は、倒れるだけでなく風に飛ばされることもあります。

でもたくさんある鉢をすべて移動させるのは面倒ですよね。

そんなときは鉢の周りに重しを置いて、動きにくくしておきましょう。

重しとして使えるものは、例えば使っていないレンガやブロック、培養土などの土の袋など。

これらで鉢を挟むように置いたり、周囲を囲うように配置したりすると安全に固定できます。

ガーデニング用品も片付ける

散らかっているものはこれを機に片付ける。

いつもは出しっぱなしのガーデニング用品も、台風の日は片付けます。

ジョウロ、使っていない鉢、受け皿、支柱などの道具も、強風で飛ばされるリスクがあります。

飛ばされたものが窓ガラスや車に当たると、思わぬ被害につながることもあるため注意が必要です。

台風前には庭やベランダを一通り見回し、飛ばされそうなものを片付けておきましょう。

地植えの庭木や花の台風対策

アナベルは大雨や強風で倒れやすいです。

地植えの植物は当たり前ですが移動できません。

植え場所や大きさによっては風をもろに受けてポッキリ折れてしまうことも。

そのため、強風によるダメージを少しでも減らす工夫が大切です。

ここでは、台風前に手軽にできる地植え植物の対策を紹介します。

枝葉を軽く整理して風を逃がす

枝葉が繁すぎている植物は、風を受ける面積が大きくなり、枝折れや倒伏の原因になります。

台風前には混み合った枝や傷んだ枝を軽く整理し、風が抜けやすい状態にしておくと安心です。

ただし、台風前だからといって強い剪定をする必要はありません。

強い剪定をする時期ではないのと、剪定によってできた切り口から病気が入ってしまうこともあるため、できれば台風シーズンの前には剪定を終え、軽く風通しを良くする程度にとどめましょう。

株立ちの木や宿根草は軽く束ねる

枝が広がる植物や背の高い宿根草は、紐で軽く束ねておくとポッキリ折れるリスクを減らせます。

例えばアナベルや宿根草のエキナセアなどは、花が大きく風を受けやすいため、支柱と一緒に紐でまとめておくと倒れにくくなります。

わが家にもアナベルがありますが、花が大きく咲いた年は特に頭が重くて折れやすいです。

株立ちの庭木も同様で、細い枝が大きく広がっている場合は軽くまとめるだけでも枝折れ予防になります。

ただし、きつく縛ると枝を傷めることがあるため、少し余裕を持たせて結びましょう。

支柱を立てる、支柱がぐらついていないか確認する

最近風速8mで折れたセントーレア。

植え付けから数年以内の庭木や背の高い植物は、支柱を立てたり、支柱がしっかり機能しているか確認しておきましょう。

支柱が斜めになっていたり、固定用の紐が劣化していたりすると、強風で木が大きく揺れてしまいます。

特に植えて間もない樹木の苗木は根が十分に張っていないため、台風の影響を受けやすい状態です。

支柱が傾いていないか、結束部分が外れそうになっていないかを確認し、必要に応じて補強しておくと安心です。

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台風後にやること

真水で葉を洗う(泥はねによる病気、塩害対策)

台風の後は、葉や枝に泥が付着していることがあります。

特にマルチングしていないと、台風でなくても大雨が降ると株元が泥だらけになりますよね。

そのまま放置すると見た目が悪いだけでなく、汚れが病気の原因になることがあります。

泥が気になる場合は、ホースやジョウロでやさしく水をかけて洗い流しておきましょう。

また、海沿いの地域では台風によって塩分が付着する「塩害」が発生することがあります。

海風を強く受けた場合は、葉の表裏や枝に付いた塩分を真水で洗い流しておくと安心です。

わが家は海から離れた住宅地なので、塩害対策というよりも、株元や葉、植木鉢の泥や汚れを落とす目的で軽く水をかけています。

折れた枝や傷んだ葉を整理する

台風が過ぎたら、まず植物の状態を確認します。

強風や大雨の影響で、枝が折れたり葉が傷んだりしていることがあります。

折れた枝や裂けた枝をそのままにしておくと、傷口から病気が入りやすくなるため、清潔なハサミで切り戻しておくのがおすすめです。

また、泥で汚れた葉や傷みがひどい葉も、必要に応じて取り除きましょう。

ただし、葉が少し傷付いている程度であれば無理に切る必要はありません。

植物はある程度のダメージなら自力で回復できるため、元気な部分まで切りすぎないよう注意してください。

まずは被害の大きい部分だけを整理し、株全体の様子を見守りましょう。

数日は様子を見てから肥料を与える

台風の後は植物も大きなストレスを受けています。

「弱ったから早く元気になってほしい」と思ってすぐに肥料を与えたくなりますが、まずはしばらく様子を見るのがおすすめです。

根が傷んでいたり、株が弱っていたりする状態で肥料を与えると、かえって負担になることがあります。

台風後は折れた枝や傷んだ葉を整理し、水切れや過湿になっていないかを確認しながら回復を待ちましょう。

新しい葉が出始めたり、株の状態が落ち着いてきたりしたら、通常のお手入れに戻して問題ないと思います。

わが家でも台風後だからとあえて肥料は与えず、まずは植物の様子を見ながら回復を待つようにしています。

これだけやればOK!最低限のチェックリスト

台風が来る前にやっておきたいチェックリストです。

□棚やフラワースタンドの上にある鉢を地面に下ろす

□植木鉢を壁際や建物の陰へ移動する

□鉢同士を寄せて密集させる

□重しを使って固定する

□大きくて背の高い鉢は、倒せるなら倒しておく

□空の鉢やジョウロなど、飛ばされやすいものを片付ける

□支柱を立てる、紐で固定する

この7つだけでも、台風による転倒や飛散のリスクを大きく減らせます。

台風が近づいてから慌てないよう、天気予報で進路が気になり始めたら早めに準備しておくと安心ですよ。

まとめ

台風が近づくたびにすべての植木鉢を家の中へ避難させるのは大変ですよね。

特に大型の鉢やテラコッタ鉢は重く、一人で移動させるのが難しい場合もあります。

しかし、植木鉢をしまわなくても、先ほど紹介したチェックリストの作業をやるだけでも被害のリスクを大きく減らすことができます。

わが家でも台風前は、鉢を壁際に集めたり、紐で括ったり支柱を立てる程度ですが、毎回できる範囲で備えるようにしています。

まずはできることから始めて、大切な植物を台風から守ってあげてくださいね。


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