「マルチングをしたいけれど、いろいろ種類があってどれがいいのかわからない」
そんなふうに悩んでいませんか?
ホームセンターの園芸コーナーには、バークチップやココチップ、腐葉土、砂利などさまざまなマルチング材が並んでいます。
種類が多くて、初心者ほど迷ってしまいますよね。
私は最初、「とりあえず腐葉土を敷いておけばいいか」くらいに思っていました。
でもいろいろ使ってみると、目的によって向いている資材が違ったり、見た目や機能性もかなり違うことに気がつきました。
この記事では、バークチップ・ココチップ・ウッドチップ・腐葉土・胡桃の殻・石や砂利の6種類を比較しながら、それぞれの特徴や選び方をわかりやすく解説します。
みなさんが自分の庭や花壇に合ったマルチング材を選ぶための参考になれば嬉しいです。
なぜマルチングが必要?知っておきたい5つのメリット
マルチングとは、土の表面を資材で覆うことです。
「庭の雑草を減らしたい」「夏場の水やりを楽にしたい」「花壇をおしゃれに見せたい」そんな悩みを解決するのに役立ちます。
以下にマルチングのメリットを簡単にまとめました。
- 地温の調節: 夏の地温上昇を抑え、冬は保温・防霜効果で根を守る。
- 雑草の抑制: 太陽光を遮ることで、雑草の発芽や成長を抑える。
- 土壌の乾燥防止: 土からの水分蒸散を防ぎ、水やりの回数を減らすことができる。
- 病気の予防: 雨や水やりによる「泥はね」を防ぎ、土中の病原菌が植物に付着するのを防ぐ。
- 美観の向上: 土を隠すことで、庭や鉢植えを清潔でおしゃれな雰囲気にできる。
このように、マルチングにはガーデニングをする上で多くの嬉しいメリットがあります。
次の項からは、主なマルチング材の種類や特徴を解説していきます。
【徹底比較】マルチング材の種類と特徴
ここでは、代表的なマルチング材の見た目や雑草対策効果、耐久性、メリット・デメリットなどを紹介します。
迷ったら、花壇はウッドチップかココチップ、鉢植えはココチップから試してみるのがおすすめです。
| 種類 | 雑草対策 | 保湿力 | 見た目 | 土壌改良 | 耐久性 | コスト |
| バークチップ | ◎ | ◯ | ◎ | △ | ◎ | △ |
| ココチップ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| ウッドチップ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
| 腐葉土 | △ | ◎ | △ | ◎ | × | ◯ |
| くるみの殻 | ◯ | ◯ | ◎ | △ | ◎ | × |
| 石・砂利 | ◎ | × | ◎ | × | ◎ | △ |
※上記の表は、一般的なマルチング材の特徴と、わたしの使ってみた感想をもとに作成しています。
バークチップ
赤松や黒松などの樹皮(バーク)を砕き、角を丸く加工したもの。
ウッドチップよりも大きめで、赤みを帯びた色が花壇や鉢植えの装飾に最適です。
◼︎メリット:見た目がおしゃれで装飾目的に非常によい。
◼︎デメリット:樹皮を加工したもののため、少しずつ劣化していく。湿気がこもり、虫が発生するリスクがある。
ウッドチップ

スギやヒノキなどの木材を砕いたもの。
粉末状から数センチのものまでサイズが多様で、木の種類によって異なる香りを楽しめます。
◼︎メリット
比較的安価。厚く敷くことで雑草対策や土の乾燥防止に優れる。
◼︎デメリット
バークチップ同様虫が発生するリスクがある。バークチップより劣化が早い。木材をそのまま砕いたものなので、美観向上の点では微妙。

腐葉土

広葉樹の落ち葉を発酵させたもの。
保温・保湿効果に加え、比較的早く土に還って栄養になるのが最大の利点です。
根を傷めないよう、「完熟」したものを選ぶとよいですが、わたしの近所には売っていないので普通の安価なバーク入り腐葉土を使っています。
◼︎メリット
ホームセンターなどで手軽に手に入る。早めの土壌改良効果が期待できる。
保温・保湿効果に優れたマルチング材の定番。
◼︎デメリット
風で飛んでいきやすく補充が必要。コガネムシの幼虫が好むという説あり。
厚めに敷かないと雑草抑制効果は低い。
ココチップ

ヤシの実(ココナッツ)の殻を細かく砕いたもの。
保水性と通気性のバランスが良く、庭でも鉢植えでも使いやすい資材です。
◼︎メリット
保水性と通気性の両立に優れる。土に混ぜて植物を植えるのに使用するなど、用途が比較的幅広い。
◼︎デメリット
腐葉土よりはましだが風で飛びやすい。年々分解されていくため定期的な補充が必要。
くるみの殻
くるみの殻の形がおもしろく、アンティークな雰囲気。
非常に硬く長持ちし、風通しも確保しやすいです。
ややお値段が高めなので、広い庭のマルチングよりも、鉢植えやきれいに飾っておきたい庭の一画に使うのが良さそう。
◼︎メリット
アンティーク調やナチュラルなガーデンによく馴染む。
非常に堅いため長期間利用可能で、殻の間に空間ができるため風通しも良好。
◼︎デメリット
値段が高め。土に還るのに時間がかかる。
石・砂利

石自体は経年劣化がなく、防草シートと組み合わせることで最強の雑草対策になります。
5年も経つと防草シートを突き破って生えてくる雑草もなくはないですが、写真の小さい雑草はおそらく防草シートの上に種が落ちて生えているので抜くのも簡単です。
人目につく場所はおしゃれな化粧砂利、人目につかない建物横の犬走りなどは安価な砂利を使うのがおすすめです。
◼︎メリット
経年劣化がない。さまざまなカラーやサイズの砂利が売っているので、家の雰囲気に合わせて好みのものを選べる。
◼︎デメリット
自然に分解されないので土壌改良にはならない。重いので広範囲に敷くのは大変。値段もやや高くなりがち。
私が実際に使っているマルチング材と「おすすめの使い方」
ウッドチップ

写真手前がウッドチップを敷いたエリア、奥が足りなくなって敷けていないエリアです。
雑草の生え方が全然違うのがお分かりいただけるでしょうか…。
楽天で100Lの皮付きウッドチップを購入し、今年はじめて使ってみたので虫の湧きやすさなどはまだ検証中。
今のところ特別虫のすみかになっている様子はありません。
木の香りは、敷いた後はよっぽど近づかないと感じないです。
色が薄いのでシェードガーデンを明るくしてくれるのが嬉しい発見でした。
▼半日陰でも育てやすい植物は、こちらの記事で紹介しています。
ココチップ


ウッドチップに比べると補充頻度は高めですが、土壌改良効果もあり見た目や色も好きなので愛用しています。
有名な商品に『あく抜きベラボン』という商品もありますよね。
こちらも使ったことがあり、とてもよかったです。
ベラボンと安いココチップ、どんな違いがあるのか気になるので検証してみたいと思っています。
腐葉土
宿根草などにハマりたての頃は、腐葉土でマルチングしていました。
しかし分解も早いうえに風で飛んでいくので、もう少し重いバーク入り腐葉土を使うようになり、現在はココチップとウッドチップに落ち着いています。
土壌改良効果はとても高いので、腐葉土を撒いたりすき込んだ上にココチップを敷くこともよくあります。
石・砂利

写真は防草シートを敷かずに土の上に割栗石を置いた場所。(これをマルチングとは言わないかもしれませんが、参考までに。)
防草シートなしだと普通にすき間から雑草やシダが生えてくるため、時々抜いています。
シダはそのままでも様になる(気がする)ので最近は抜かずに放置しています。
やはり植栽をしない場所は、まず防草シートを敷く→砂利や石で装飾するのがおすすめです。
失敗しない!目的に合わせたマルチング材の選び方
「とにかく雑草を抑えたい」なら
- 防草シート+砂利
- ウッドチップ
植栽をしない場所で、とにかく雑草対策に特化したいなら、「防草シート+砂利」が一番効果的。
防草シートにはいろいろ種類がありますが、雑草のパワーは凄まじいので、あまり安すぎないシートを選ぶのがおすすめです。
ウッドチップも使ってみて、今のところ雑草抑制効果が高いと感じています。
防草シート選びで迷う場合は、耐久年数が長いタイプを選ぶと張り替えの手間が少なく済みます。
\防草シート選びで迷ったら/
防草シート.comを見る「庭をおしゃれにしたい」なら
- バークチップ
- くるみの殻
- ココチップ
庭の美観向上には、カジュアルすぎず色が均一に整って見える資材がおすすめです。
バークチップやココチップは比較的取り入れやすく、広範囲をカバーできます。
お気に入りの鉢植えにはくるみの殻を使ってみると、ガーデニングがもっと楽しくなりそうです。
「植物を元気に育てたい」なら
- 腐葉土
- ココチップ
土壌改良も兼ねたいなら、土に還りやすく土壌改良効果が高い「腐葉土」「ココチップ」がおすすめです。
冬越しした後、春に土に混ぜ込むことでそのまま土壌改良材として再利用することができます。
腐葉土は黒っぽいので、厚めにマルチングすると花壇がグッと締まって雰囲気よく見えますよ。
「コスパ重視」なら
- 腐葉土(バーク入り腐葉土)
- ウッドチップ
広い範囲をマルチングしたい場合、できるだけコストを抑えてしっかりマルチングの効果を得たいですよね。
コストの面でいうと、「バーク入り腐葉土」や「ウッドチップ」は比較的安価でおすすめです。
「鉢植えや寄せ植え」なら
- くるみの殻
- ココチップ
- バークチップ
鉢植えや寄せ植えは、敷く範囲が狭いので少しいいものを。
人目につく場所に置くことも多いと思うので、「くるみの殻」や「ココチップ」、「バークチップ」がおすすめです。
季節の寄せ植えにくるみの殻でマルチングがしてあったら、アンティーク感もあってとても素敵です。
正しい敷き方と管理の注意点|よくある疑問
厚さの目安は?
資材によって変わってきますが、一般的に3〜5cm程度の厚さで均一に敷くのが効果的です。
もったいなくて、または足りなくて、薄く1cm程度しか敷かないとマルチングの効果は得られにくいです。
鉢植えにも必要?
鉢植えにもマルチングを施すことでさまざまなメリットがあります。
見た目の美しさの向上、水切れ防止、泥はね防止など。
コガネムシの幼虫の産卵防止にも、一定の効果があると思います。
バークチップとウッドチップどちらがおすすめ?
◼︎バークチップがおすすめ
- 景観(庭や花壇)を美しく飾りたい
- 玄関やアプローチなど、人目につく場所に使いたい
- 木屑やトゲが気になる
◼︎ウッドチップがおすすめ
- 広範囲をマルチングしたい
- コストを抑えたい
- 庭を明るくしたい
水やりの変化
マルチング後は以前よりも土が乾きにくくなるため、水の与えすぎに注意しましょう。
また、表面が乾いているのか湿っているのか分かりにくいため、可能であれば鉢植えはマルチングをよけて、土の湿り具合をチェックしてから水やりすると安心です。
まとめ|マルチングで理想のガーデニングを叶えよう
マルチング材には、バークチップ・ウッドチップ・ココチップ・腐葉土などさまざまな種類があります。
それぞれ特徴が異なるため、「雑草対策したい」「おしゃれな庭にしたい」「植物を元気に育てたい」など、目的に合わせて選ぶことが大切です。
わが家では植栽まわりはウッドチップとココチップを中心に使っていますが、くるみの殻もとてもおしゃれで使ってみたいなと思っています。
まずは小さな花壇から試してみて、自分の庭に合うマルチング材を見つけてみてくださいね。
▼おすすめのマルチング材やガーデニング用品を楽天ROOMにまとめています。
▼マルチングと合わせて庭づくりを楽しみたい方は、こちらの記事もどうぞ。







